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清泉メッセージ
201609.01
No104「防災の日にちなんで」
恒例となりました今日は何の日シリーズです。
今日9月1日は「防災の日」。防災の日は、1960(昭和35)年に制定されました。9月1日は、1923(大正12)年に関東大震災が発生した日であるとともに、台風シーズンを迎える時期でもあり、また、昭和34年9月26日の「伊勢湾台風」によって、戦後最大の被害を被ったことがきっかけとなって、地震や風水害などに対する心構えなどを育成するため、防災の日が創設されたそうです。昨日から今日にかけて、東北地方や北海道での台風の被害や、熊本での地震がニュースになっていました。日頃から防災の意識を持つことは大切だと思います。
さて、関東大震災ですが、高校の日本史の教科書では次のように説明されています。
<1923(大正12)年9月1日午前11時58分、相模湾北西部を震源としてマグニチュード7.9の大地震が発生し、中央気象台の地震計の針はすべて吹きとばされた。地震と火災で東京市・横浜市の大部分が廃墟と化したほか、東京両国の陸軍被服廠跡の空地に避難した罹災者約4万人が猛火で焼死したのをはじめ、死者・行方不明者は10万人以上を数えた。全壊・流失・全焼家屋は57万戸にのぼり、被害総額は60億円をこえた。>
関東大震災に限らず、日本はたびたび地震が発生し、そのたびに大きな被害に見舞われてきました。日本はなぜ地震が多発する地域なのでしょうか?高校の地理の教科書には次のように説明されています。
<狭まる境界に位置する日本列島は、五つの島弧からなる弧状列島である。海洋プレートである太平洋プレートとフィリピン海プレートが西進し、大陸プレートである北アメリカプレートとユーラシアプレートの下へ沈み込んでいる。このように4枚のプレートが出合う日本列島は、世界でも地殻変動や地震、火山活動が最も活発な地域の一つとなっている。>
最近では、社会人向けに高校の教科書をベースにした書籍もたくさん出版されています。それだけ、社会に出て一般教養として、中学や高校で勉強する内容が求められている証拠だと思います。テストに出ないからとか、受験には関係のない教科だからと言わずに、手元にあるそれぞれの教科の教科書は、いろんな知識がつまった宝物だと思ってみてはいかかでしょうか。
(2016年9月1日、放送朝礼より。)