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清泉日記

201710.18

No.285 城山公園再整備学生ワークショップ

 本校の前には城山公園が広がり、四季折々の美しい姿が私たちの心を豊かにしてくれます。

 県立信濃美術館の建て替えに伴い、美術館前の城山公園が再整備されるということで、今後どのような公園が望ましいかという話し合いが行われています。公園に隣接する本校にもこの度、長野市役所公園緑地課より意見交換のワークショップを行うお話をいただきました。公園の再整備に関心を持つ生徒の参加を募ったところ、26名の生徒の手が挙がりました。県立信濃美術館の設計者である宮崎浩先生(株式会社プランツアソシエイツ)と城山公園設計者の戸田知佐先生(オンサイト計画設計事務所)が参加してくださることになり、先日、ワークショップを開催いたしました。

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 まず公園緑地課の方より、城山公園の100年以上にわたる歴史、再整備についてご説明いただきました。宮崎先生の作品を見せていただいた後、戸田先生より城山公園の地形や自然環境について、さらに、ランドスケープアーキテクトというお仕事についてお話いただき、先生の事務所の作品や海外の公園の事例を見ながら、公園を整備するときに考えるべきことについて様々な観点からお示しいただきました。

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 ディスカッションでは、非常に活発な意見交換がなされました。時間が足りなかったほどです。一人ひとり、いろんな視野に立って公園のことを考え、新しいアイディアを出してくれました。

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 ワークショップの中で、両先生方より大切なメッセージをいただきました。

 宮崎先生からは、「建築物は建築家が一人で建てるのではない。建築家は建物を利用する多くの人々の意見を聞き、いったい何が求められているのかを読み解いて、それを形にする仕事であり、コミュニケーションがとても大切なのだ」というお言葉をいただきました。そして、戸田先生からも、「歴史はどのように残したらいいのか」という、非常に難しいけれども私たち一人ひとりが考えていくべき問いをいただきました。

 終わった後、生徒からは、・公園といっても本当にいろんな考えに基づいて作られていることが分かった。・長野市役所の方々が私たちのことをよく考えてくださっていることが伝わってきた。今後はもっと市のことに積極的に関わっていこうと思った。・ディスカッションがとても楽しかった。またこのような機会があればいい。といった意見が寄せられました。

 新しくできる美術館と公園に、長野清泉としても積極的に関わり、歴史をつなぎ、歴史を作っていくことができたらと願っています。

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