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校長講話
201805.23
校長講話_101「清泉の創立者 聖ラファエラ・マリア」
明後日、5月18日は、創立記念日です。
本校の創立記念日である5月18日は、何を記念する日でしょうか。中学2、3年生の皆さん、高校2、3年生の皆さん、覚えていますか。
私たちの学校の創立者は、スペイン人の修道女、ラファエラ・マリアです。ロッカールームから事務室に行く階段のところ、ロッカールームの奥、短い階段を上ったところに、ラファエラ・マリアの写真、肖像画が飾られています。現在、世界の20数か国に、ラファエラ・マリアの思いを今日まで引き継いだ学校があり、本校もその一つです。同じ教育モットーのもとに、多くの生徒たちが学んでいます。国境を越え、人種の違いを越えて、同じ教育モットーのもとに、世界各地で、多くの若者が学ぶ、ということは、考えてみるとすごいことだな、とあらためて感じます。
ラファエラ・マリアは1850年の3月1日にスペインで生まれました。そして、1925年の1月6日にイタリアのローマで亡くなります。その生涯は、人びとのために仕える、奉仕するということに徹底していたと言われています。今の教皇、フランシスコは、ラファエラ・マリアの伝記をお読みになっていて、彼女の生涯を知ることは自分にとって大きな助けになった、と語っています。
カトリック教会では、特別な徳を持ち、生涯においてキリスト者にふさわしい行いをした人が、「聖人」に認められることがあります。聖人の「聖」は聖書の「聖」です。皆さんのよくご存知のマザー・テレサは2016年の9月4日に聖人とされました。ラファエラ・マリアはお亡くなりになって、51年後の1976年11月13日に聖人と認められます。その前の段階として、1952年の5月18日に福者と宣言されました。福者の「福」は幸福の「福」です。清泉女学院ではこのラファエラ・マリアが福者とされた5月18日を記念して、創立記念日としています。
5月はイエス・キリストの母、聖母マリアの月であると同時に、私たちの学校の創立者ラファエラ・マリアを想う月でもあります。一日一日の歩みを大切にしていきましょう。
聖ラファエラ・マリア