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校長講話
201809.19
校長講話_108「合唱コンクールで考えたこと」
昨日の合唱コンクールでは、皆さんの歌を聞きながら、とても晴れ晴れとした気持ちになったり、さわやかな風を感じたり、胸が熱くなったりしました。素晴らしいひとときでした。
皆さんの歌に耳を傾けながら、とりとめもなく考えたことを少しお話ししてみたいと思います。うまく話せるか、自信がありませんが、しばらくお聞きください。
昨日もお話ししましたが、高校3年生の発表はどのクラスも聴きごたえのある合唱でした。高校3年生に限らないと思いますが、やらなければならないこと、やりたいことが皆さんにはいくつもあることでしょう。合唱の練習をしなければならないし、勉強もしなければならない。読みたい本もある。観たいドラマもあれば、もしかしたら楽器のレッスンもある。しかし、一日は24時間しかありません。「もっと時間があれば。」と思ったことがあることでしょう。「今日もこれが出来なかった。」とため息の一つも出るかも知れません。
「時間の使い方」というのは、考えてみればとても大切なことです。中学、高校を卒業して大学生あるいは社会人になっても私たちにとって、「時間の使い方」は「大切なこと」であり続けるはずです。けれども、この「時間の使い方」について、私たちは誰からも教えてもらうことが出来ないのです。ヒント位ならもらえるかもしれませんが、睡眠時間も、生活のリズムも、集中力も、その人を取り巻く環境も、個人によって大きく異なるので、誰も皆さんに合った「時間の有意義な使い方」を皆さんに教えることはできないのです。
私たちは、毎日様々なものを学んでいますが、とても大切な「時間の使い方」については、誰からも学ぶことが出来ない。自分で、あれこれ試行錯誤を繰り返しながら学んでいくしかありません。あらためて感じたことは、私たちにとって「大切なこと」は、自分で学んでいくしかないことが多いのではないかということです。人が人から学ぶことの出来るものは限られている。本当に大切なことは自ら学んでいくしかないのではないかと思うのです。
とりとめもない話になりましたが、今朝はこの辺で終わりにします。