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校長講話
201911.27
校長講話_No.138「教皇フランシスコの来日スケジュールにこめられたメッセ―ジ」
今朝は、教皇様の来日スケジュールについてお話ししたいと思います。
以前、この放送朝礼でもお話ししましたが、教皇は、昨年の1月、原爆投下後の長崎で撮影された「焼き場に立つ少年」の写真をカードに印刷し、カードの裏に「戦争のもたらすもの」という言葉を添えました。そして、そのカードを全世界の教会を通して世界の人々に渡すようにと指示しました。そのカードは、本校図書館前に展示されていますので、多くの方がご覧になったことでしょう。
教皇の来日スケジュールが発表されました。それによりますと、教皇は23日に来日し、翌日の24日には、まず、長崎を訪れます。そして、皆さんが高2の春、「聖地巡礼の旅」で行く長崎の爆心地公園で、「核兵器に関するメッセージ」をお出しになる予定です。その後、西坂公園を訪れ、日本二十六聖人殉教者への祈りを捧げられます。
午後には長崎県営野球場でミサを行い、その後飛行機で広島に向かいます。広島では広島平和記念公園で、「平和の集い」が行われます。ここでも、教皇はメッセージをお出しになる予定です。その日の夜10時20分に羽田空港に着きます。
翌日の24日は、東京で東日本大震災の被災者の方々とお会いになり、その後、日本の若者たちとの集いを行います。東京ドームでミサが行われ、天皇陛下との会見、安倍首相との会談の場が持たれます。
こうして、教皇フランシスコの来日スケジュールを見てみますと、教皇が何のために日本に来るのか、そして、何を大事にしているのかが伝わってきます。スケジュールそのものに教皇のメッセージがこめられているように感じます。
皆さんの中で、図書館にある森司教様の『教皇フランシスコ』という本をお読みになった方はいますか。読んだ方は感想を聞かせてもらえると嬉しいです。
(注:この講話は11月6日になされたものです)
フランシスコ教皇様