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校長講話

202009.14

校長講話_NO.155「秋の空の青さ」

 日中はまだ厳しい暑さが残っていますが、朝夕に吹く風はさわやかなものになって来ました。夕方、空を見上げると、いつの間にか秋の空になりつつあって、空の青さも深まって思わず足をとめてしまうことがあります。この前の日曜日に野尻湖に行ってきました。空気が澄みきっていて、空の青さ、山の緑、澄んだ湖が夏とは全く違う美しさを見せていました。朝も同様で、朝焼けの時など、本当にきれいな空で、夏の頃にはみられない空の表情です。

 「天高く馬肥ゆる秋」という中国で生まれた表現があります。「天高く」とは、秋は空がひときわ高く感じられることを表しています。夏の低気圧は南の太平洋に中心を持っているため、水蒸気の量が多いのですが、秋の高気圧は大陸から移動してくるため、空気中の水蒸気の量が少なく、空の青さが濃く、空が澄んで見えるとのことです。

 皆さんは二十四節気(にじゅうし・せっき)という言葉を聞いたことがあるでしょう。地球から見た太陽の位置をもとに、1年を二十四の節気に分けた季節の目安です。「節気」とは、季節の「節」に気候の「気」で、節気です。おとといの9月7日は二十四節気の白露(はくろ)でした。白露とは美しい名前で、白い露と書きます。草木に朝露が降り始める時期で、降りた露が光って白い粒のように見えることから白露の名がつきました。辞書には「秋の気配が見え始める時分」とあります。次の節気はいよいよ「秋分」です。

 ちなみに、本日、9月9日は、五節句の一つ、重陽(ちょうよう)です。菊の節句とも呼ばれています。節句については、また、調べてみて下さい。いつも話すことですが、長野県は四季の移ろいがはっきりしている日本の中にあって、特に四季のそれぞれの良さが味わえる土地です。秋の深まりを味わっていきましょう。

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学校前の桜の木が剪定され、歩きやすくなりました。(2020/9/7撮影)

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