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News 校長講話
校長講話
202102.15
校長講話_NO.173「日々のニュースとどう向き合うか」
今朝は皆さんに日々のニュースとどう向き合うか、ということについてお話ししたいと思います。私たちは、毎日、大きなニュース、小さなニュース、様々なニュースに接します。皆さんは「このニュース、もう少し詳しく知りたいな」と思ったことはないでしょうか。「もう少し詳しく知りたい」と思う気持ちはとても貴重なものだと私は思います。私たちを取り巻く世界を知り、自分の視野を広げることは、その「もう少し詳しく知りたい」という気持ちから始まるからです。
さて、日々のニュースで、テレビのニュースは映像が理解を助けてくれますが、時間の制約もあって重要な要点のみが語られるだけです。私は、テレビよりも新聞の方を好みますが、新聞も紙面の制約があります。では、このニュースについてもう少し詳しく知りたいときにはどうしたら良いか。一つは、あるテーマを扱った本、例えば新書などを買うことになります。新書を読めば、かなり詳しく知ることは出来ます。けれども、新書一冊出来るまでには時間がかかりますので、今話題になっていることをすぐに知りたいとなると、ちょっと不便です。
今述べたようなマイナスの点を補ってくれるのが、雑誌だと思います。私は岩波書店の出している『世界』とういう雑誌を皆さんに勧めたいと思います。一つの出来事について、テレビや新聞よりも詳しいことを知ることが出来、月一回発行されるので、そこで扱われるものはここ最近の出来事です。
最初に話しましたように私たちは日々多くのニュースに接します。しかし、ニュースがあまりにも多いので、ともするとただ見るだけ、聞くだけ、ということになってしまいがちです。時には、自分が関心を持ったニュースとしっかりと向き合うことが必要かと思います。そのための一つの助けとして今朝は『世界』という雑誌を紹介しました。是非、本屋さんで手に取ってみて下さい。
飯縄山(2021年2月14日撮影)