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校長講話
202103.11
校長講話_NO.175「心のうた ちいさなひとびとの」
今朝は皆さんが毎朝歌う、あるいは今は耳を傾けている『心のうた』についてお話しします。先週は30ページの「ちいさなひとびとの」が歌われました。30ページをお開き下さい。一番の歌詞を読んでみます。
小さな人々の一人一人を見守ろう 一人一人の中にキリストはいる
貧しい人が飢えている 貧しい人が渇いている
国を出た人に家がなく 寒い冬には着物がない
小さな人々の一人一人を見守ろう 一人一人の中にキリストはいる
この歌は、聖書の中で、イエスキリストが十字架に架けられる少し前に弟子たちに語ったたとえ話が元になっています。聖書の箇所を読んでみます。マタイによる福音書25章35節から40節です。ではお読みします。
そこで王は右側にいる人たちに言う。『さあ、わたしの父に祝福された人たち、天地創造の時からお前たちのために用意されている国を受け継ぎなさい。お前たちは、わたしが飢えているときに食べさせ、のどが渇いていたときに飲ませ、旅をしていたときに宿を貸し、裸のときに着せ、病気のときに見舞い、牢にいたときに訪ねてくれたからだ。』すると正しい人たちが王に答える。『主よ、いつわたしたちは、飢えているのを見て食べ物を差し上げ、のどが渇いておられるのを見て飲み物を差し上げたでしょうか。いつ、旅をしておられるのを見てお宿を貸し、裸でおられるのを見てお着せしたでしょうか。いつ、病気をなさったり、牢におられたりするのを見て、お訪ねしたでしょうか。』そこで王は答える。『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』
この聖書の箇所が『心のうた』の「ちいさなひとびとの」になりました。ここでイエスが語ったことは2000年後の今、2021年においても私たちの行動の基準になるものです。私たちにとって、「小さな人々」は誰なのかを考えて、生活していきましょう。
梅の花が咲きました(東山魁夷館東側にて 3月10日撮影)