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校長講話
202105.31
校長講話_NO.185「思い巡らす、ということ その1」
今月は聖母月ですので、「アヴェ・マリアの祈り」を唱えます。私が唱えますので、皆さんは耳を傾けて下さい。
今年の聖母月の目標は、「今起きている出来事を心におさめて思いめぐらし、自分ができることを行おう。」です。クラス委員会の皆さんが考えて下さいました。とても良い目標で、聖母月だけでなく、いつも心に留めておきたいものだと思いました。
この目標は、新約聖書「ルカによる福音書」2章15節から19節に基づいています。イエス誕生の場面です。その場面を簡単にまとめると、次のようになります。
羊飼いたちが寝ないで野宿をし、羊の群れの番をしています。すると、そこに天使が現れ、羊飼いたちに告げます。「今日、ダビデの町に救い主がお生まれになった。あなた方は、布にくるまって飼い葉桶の中で眠っている赤ちゃんを見つける。」と天使が言ったのです。そして羊飼いたちは救い主に会うために出かけます。l
ルカによる福音書2章15節から19節をお読みします。
「天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、『さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか。』と話し合った。そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。」最後の部分をもう一度、お読みします。「しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。」
今年の聖母月の目標「今起きている出来事を心におさめて思いめぐらし、自分ができることを行おう。」はマリアのこの態度からとられています。2000年前のマリアのこの姿勢から、現代に生きる私たちは多くのものを学ぶことが出来ます。来週はそのことについてお話できればと思います。
藤の花(城山公民館隣にて)