メニュー

お知らせ

長野清泉女学院中学・高等学校 > >

News 清泉日記

清泉日記

201304.18

No34「桜の下での清泉-新しい出会いがある場所」

201_20130418.JPG 城山の桜は満開を迎えました。桜の下での清泉です。季節の新しい息吹と共に、新しい年度が始まっています。

 以下は先週の土曜日の宗教部による朝礼講話です。ご覧ください。


 おはようございます。中1暁の副担任、公民科「現代社会」担当のNです。宗教部による放送朝礼です。今日を含め、年間16回ある土曜日の放送朝礼は、私たち宗教部が担当します。宗教部には9名の先生方がおられますが、交代でお話、講話をします。ところで先生方と相談しまして、この土曜日の放送朝礼のキャッチフレーズを決めました。それは「心に響く3分間」です。放送朝礼の講話の時間は、正味はほぼ3分間しかありません。しかしその3分で「心に響く」何かを求めたいのです。

 先週の話です。中1のクラスで、担任のK先生が新入生の中1の皆さんに向かってこう言われた。「私は皆さんの小学生の頃のことを全然知りません」。その意味するところは、この長野清泉で一人ひとりが全く新しく始めることができるということです。それは中1だけの話ではないと思う。言葉を変えると、人は何かと新しく出会うことにより、全く新しく始めることができるのです。過去は一切に関係ない。人は出会いによって新しく始められる。

 人が本気になる時、何かが起こる。人はいつからでも新しく始められる。その出会いとは、「3分間」どころの話ではない。ほんの一瞬かもしれない。しかしその一瞬の出会いが人生を決めることもある。だから教師も生徒も、それぞれに真剣に励むしかないのです。

 私が折に触れて思い起こす言葉があります。神奈川県の大船に長野清泉の姉妹校がありますが、そこの先生がこんな言葉を残しておられます。こうです。

「生徒は、心に、魂に届く『先生からのメッセージ』を心から望んでいる。それを糧に、少しでも自分を高めたいと強く望んでいる」。

 そうであるならば、私たち教師は、真剣に皆さんと向き合うしかない。授業やHRで、あらゆる場面で、それぞれの「魂に届く」メッセージを、「心に響く」メッセージを送り続けるしかない。

 またそうであるならば、皆さんも日々、真剣に生きてほしい。何かを真剣に求めてほしい。そして「小さなことも心をこめて」行ってほしい。「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい、そうすれば見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる」。自分の子供が「パン」を「欲しがる」のに、「石を与える」ような人間の親はいない。ましてや、私たちの「天の父は、求める者に良い物をくださる」に違いないのです(マタイによる福音書7章7節、11節)。

 皆さんのこの1年の歩みに、「良い物」を備えて下さる、神様の導きが豊かにありますように。そしてそれぞれの新しい出会いが、この長野清泉であることを、心から祈り、願うものであります。以上です。


202_20130418.JPG 桜の下での清泉は、新しい出会いがある場所です。週末はまだ城山の桜は残っていると思います。皆様の上に、この年度もそれぞれの新しい出会いがあることを信じつつ。取り急ぎ失礼します。<担当:広報部_N>

Contactお問い合わせ

お気軽にご相談ください。

Tel.026-234-2301

Fax.026-234-2303

error: Content is protected !!