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清泉メッセージ
201308.23
No12「『心を観察する』とは」(連載メッセージその5)
感情のコントロールについて、前回は立ち止まることができるために、自分の心の動きをよく知ること、つまり今、この瞬間あなたの心に起こってくることを観察するとお話しました。そして観察するとは、どんなことかというと、電車の窓から外の景色を眺めるように、心の中にわいてくる気持ちや考えを見つめることなのです。
これには少し訓練が必要です。では今から、一分間やってみてください。
一人で行う場合は、音の小さいタイマーなどをお使いください。大きい音がするものだとタイマーの音にびっくりしてしまうからです。タイマーが鳴ったら、ゆっくり目を開けて終わります。
いかがでしたか。さまざまな感情や考えが起こってくることに気づいたと思います。うまくできた人、うまくできなかった人、頭の中で考えがぐるぐるしていた人、考えに乗せられて続きを考えてしまった人などさまざまだと思います。
でもがっかりしないでください。少しずつできるようになるポイントはここです。自分がうまくできていない、とか「あ、考えている」と気がつくことができればよいのです。
次回はこの、気づくことに関連してお話します。
(写真と本文とは関係がありません」。)