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清泉メッセージ

201504.23

No56「時間管理のマトリックス」

IMG_9706.JPG今朝は、とあるビジネス書の話をしたいと思います。全世界で3、000万部以上、日本でも160万部以上を売り上げている『7つの習慣』というベストセラーの内容の一部です。

突然ですが、皆さんに質問です。明日から1日が25時間になりました。あなたは増えた1時間を何に使いますか?寝る。1時間余計に寝るっ!そう思った方も正直多いかもしれませんね。皆さんそれぞれ、さまざまなことを思い浮かべると思います。今思い浮かべたこと、覚えておいてください。この『7つの習慣』の中に登場する「時間管理のマトリックス」。名前だけでピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。毎日の活動や予定を緊急度と重要度に応じて4つの領域に分けた表のことをいうのですが、『7つの習慣』を読んだことがなくても、おそらく、テレビ等で見たり、聞いたりしたことがあるのではないかと思います。簡単に言えばこんな感じです。

緊急性も重要性も高いもの、これが第一領域。最優先でやらなければならないことですね。緊急性は低いけど、重要性の高いもの、これが第二領域。普段やろうとは思っていてもなかなか手に付かない、というのがここに入ります。そして、緊急性は高いけど、重要性の低いもの、これが第三領域。いわゆる雑多な仕事、面倒に思う、頼まれ事なんかがこの類ですね。最後に、緊急性も重要性も低いもの、これが第四領域。要するに無駄な時間、もったいない時間ですね。

この「時間管理のマトリックス」。もし初めて聞いたという方がいたら、田んぼの「田」の字型の表をかいて、自分の予定の分類を考えてみてください。そして、最初の質問に戻しますが、「増えた1時間」。実は、この質問に対する答えのほとんどが、第二領域に入るそうです。第二領域、つまり「緊急性は低いけど重要性の高いもの」ですね。

例えば、趣味の時間だったり、部活の技術の研究だったり、疲れ果てている人なら休息の時間だったり。普段、普通に過ごしている限り、この第二領域は、結局手つかずで終わってしまうものや、あきらめてしまうものばかりです。このことを聞いて、私はなるほどなーと、ものすごく納得しました。そして最後にですが…。この話を聞いて、なるほどなーと感心して終わりじゃ、もったいないと思います。ただ、増えた1時間と、いくら想像しても、実際に増えるわけではありません。でも、この質問に答えてみることで、自分が本来やりたいこと、やりたかったことが、改めて見えてきます。

だからこそ、その1時間を、今の24時間の中から、まずは1日15分でもいいから意識的に作り出す努力が、大切だと思います。1日は1440分ですから、15分と言えば、1日のわずか1%の時間です。そう思うと、何だか出来そうな気がします。やろうと思っていても、なかなか手を付けられていないこと。皆さんも絶対あると思います。平日も、休日も、「時間管理のマトリックス」少しだけ意識して、1日1日を無駄にすることのないよう、過ごしていきたいですね。今日も1日、頑張っていきましょう。

(4月23日、放送朝礼より。写真と本文とは関係がありません。)

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