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清泉メッセージ
201510.13
No66「あなたがたは地の塩である」
今朝は先ず聖書の一節をお聞きください。マタイによる福音書5章13節からです。
「あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」
皆さんお聞きになってどのように感じたでしょうか。私はずっと「地の塩にならなければ、世の光にならなければ」と思い込んでいました。ところがある神父様が次のようにお話しくださいました。
「よく読んでみてください、地の塩である、世の光である、と書いてあるでしょう。地の塩になれ、世の光になれ、ではないですよ。」はっとしました。
自分は既に地の塩であり世の光だとイエス様はおっしゃっている。では塩の味や光を私はどこで味をつけ、どこで光るかが問題なんだ。神様は私たち一人一人に役割をお与えになっているはずなので、自分の場所があるはずだ。と思うようになりました。
皆さんもこのように考えてみてはいかがですか。
(10月10日、放送朝礼より。写真と本文とは関係がありません。)