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校長講話
202202.03
校長講話No.203「嬉しいお便り」
昨年、文芸部の皆さんが毎年愛媛県松山市で開催される俳句甲子園に出場しました。NHKの松山放送局が俳句甲子園に出場する幾つかの学校の生徒の日常を追う番組を作成しました。題して「それでも詠む、青春の17音(じゅうしちおん) 俳句甲子園2021」です。昨年9月25日にNHKのEテレで放送されたので、ご覧になった方も多いことでしょう。私も観ました。俳句という日本の伝統的な文化に現代の高校生たちが熱い思いで取り組んでいる姿を見て、とても感銘を受けました。大相撲の初場所が終わり、御嶽海が優勝しました。俳句や相撲という日本の独自の文化が日常生活の中に当たり前にある、ということは素晴らしいことだと思います。
さて、先日、Eテレの番組を作成したNHK松山のディレクター、日高様が文芸部の皆さんにお礼の品と番組のDVDを送って下さいました。丁寧なお手紙が添えられていて、私も読ませてもらいました。とても印象に残る手紙ですので今朝はその一部を皆さんに紹介します。ではお読みします。
「改めて、昨年は取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。取材させていただいた学校さんどれも、かけがえのない時間をともに過ごさせていただきましたが、長野清泉のみなさんは、特に3年生の子たちとは、俳句の話から、恋の話など、他愛もない話も沢山させていただいて、とても楽しい時間だった思い出があります。特に5人の仲の良さであったり、本当にこの一瞬がかけがえのない宝物なんだな、と近くで痛いほど感じさせていただきました。また、それぞれ一人の人間として向き合わせていただいた時間は、ディレクター人生にとっても代えがたい貴重な経験だったと思います。本当にありがとうございました。部長さんからいただいた感想のお便りも大切にとっておきたいと思います。」
ディレクターのお仕事というのは本当に忙しいと思うのですが、そのような中で、取材した高校生にこのような心温まる手紙を書く日高さんは素敵な大人だと思いました。ディレクターと取材を受けた高校生、確かな出会いがあったのだと感じました。
ハマナスの実(城山公園にて 2月1日撮影)