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校長講話
202211.18
2022年④ 放送朝礼
昨日は9月11日でした。今から21年前の2001年の9月11日に大きな悲劇的な事件が起こりました。
朝のことです。テロリストが乗客の乗った4機の航空機をハイジャックしました。
その4機のうちの2機の飛行機はニューヨークにあった世界貿易センタービルに激突しました。次に、もう一機の民間航空機は首都ワシントンDCの近く、バージニア州にある国防総省の建物に突っ込みました。
そして、もう一機のハイジャックされていた飛行機は、乗客や乗務員が地上とのやり取りで、ニュ-ヨークやワシントンのできごとを知り、自分たちが乗っている飛行機も同じように攻撃に使われるだろうと察知して、ハイジャック犯たちに立ち向かっていったと言われています。その結果として、ペンシルベニア州の野原に墜落しました。
この9/11の攻撃で3千人近くの人が命を失いました。親が、子供が、家族が、友人が、その大切な命が奪われました。その人たちを知る人たちには、決して忘れることはない日でしょう。
皆さんが生まれる前の出来事なので、皆さんの中には、歴史上の出来事と捉える人もいるかもしれません。でも、これは歴史ではありません。
前の世紀、20世紀には、二つの世界大戦だけでなく、世界中いたるところで大きな戦争がありました。21世紀になって、世界中の人々は21世紀には戦争のない平和な時代にしたいと心から願っていました。20世紀のようであってはならないと考えていました。しかし、この9/11の攻撃は世界の流れを変えてしまいました。
世界を見渡すと、今日も争いのさなかにある地域がいくつもあります。今日も暴力によって命が奪われています。私たちはいつになったら学ぶのでしょうか。平和を築く人になれるように学んでいきましょう。無念にも命を奪われた人たちを心に留めましょう。