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校長講話
202302.11
2022年度⑫ 放送朝礼
スピードスケートの2018年平昌冬季オリンピック金メダリストだった小平奈緒選手が10月22日、長野市エムウェーブで行われた全日本距離別選手権に出場しました。この試合で、小平選手は引退し現役生活を終えました。現役最後のレースとなった500メートルで見事に1位となりました。
新聞の電子版を見ていたら、試合後のインタビューの彼女の言葉が目に留まりました。最後のレースの滑りについて、何点でしたかと聞かれ、彼女は次のように答えました。
「点数は付けない。唯一無二だ。自分のことを数字で評価はしない。人生に満点はなくて、数字で測ったらいけないと思う。自分の限界を決めてしまうことになる」
この彼女の言葉から学ぶことは多いのではないでしょうか。私たちはすぐに点数化してしまいます。そして、その点数を基に、自分というものを評価してしまいがちです。私たちは、基準を外において、自分ではなく、他のものからの物差しで、自分を判断していることが多いのではないでしょうか。小平選手の言葉、「人生に満点はなくて、数字で測ったらいけないと思う。自分の限界を決めてしまうことになる」そのとおりです。私たちは、努力する存在です。努力をし、常に、自分の限界を超えていこうとする存在です。これはラファエラ・マリアが大切にしたマジスに通じるものがあります。マジスというのは、「もっと、より一層」という意味の言葉です。
今日もよく勉強してください。