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校長講話
201404.10
校長講話_1「ガリラヤの風かおる丘で」
さて、今日は、みなさんがこれから歌う「心のうた」、「ガリラヤの風かおる丘で」という歌について少し、お話しします。
まず、ガリラヤというのは何のことでしょう。歌詞からもわかるように、地名ですね。地中海の東の突当りに、イスラエルというユダヤ人の国があります。そこに死海という塩分が多くて人間が浮いてしまうことで有名な湖があります。みなさんは写真で、浮き袋も着けずに、人間が水に浮いているのを見たことがあるかもしれません。その死海の北のほうにもう一つ湖があり、それをガリラヤ湖と言います。ガリラヤ地方というのは、その湖の西側一帯、つまり、ガリラヤ湖と地中海の間の地域のことです。
イエス・キリストはこのガリラヤ地方から自分の教えを人々に伝え始めました。始まりの場所です。新約聖書のマタイによる福音書5章1節と2節を読んでみます。
「イエスはこの群衆を見て、山に登られた。腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄ってきた。そこで、イエスは口を開き、教えられた。」
「イエスはこの群衆をみて、山に登られた。」この、山というのがこれから皆さんが歌う「ガリラヤの風かおる丘」です。「腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄ってきた。そこで、イエスは口を開き、教えられた。」この「教えられた」内容が、歌詞の中の「めぐみのみことば」です。
「めぐみのみことば」は有名な次の言葉で始まります。
「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。・・」
続きは、自分で読んで下さい。5分位で読めるでしょう。マタイによる福音書の5章です。
では、心をこめて、「ガリラヤの風かおる丘で」をうたいましょう。
♪ ガリラヤの風かおる丘で(歌詞:別府信男、曲:蒔田尚昊)
ガリラヤの風かおる丘で
ひとびとに話された
恵みのみことばを
わたしにも聞かせてください。
(大橋校長の放送朝礼の講話を、「校長講話」というシリーズで、「清泉めっせーじ」の中で掲載していきます。従来の「清泉めっせーじ」と併せてよろしくお願いします。)
[4月9日実施、放送朝礼講話より。なお写真と本文とは関係がありません。]