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校長講話
201505.20
校長講話_24「創立記念日について」
本校の、創立記念日である5月18日は、何を記念する日でしょうか。中学2、3年生の皆さん、高校2、3年生の皆さん、覚えていますか。
私たちの学校の創立者は、スペイン人の修道女、ラファエラ・マリアです。現在、世界の20数か国に、ラファエラ・マリアの思いを今日まで引き継いだ学校があり、本校もその一つですが、同じ教育モットーのもとに、多くの生徒たちが学んでいます。国境を越え、人種の違いを越えて、同じ教育モットーのもとに、世界各地で、多くの生徒たちが学ぶ、ということは、考えてみるとすごいことだな、とあらためて感じます。
ラファエラ・マリアは1850年の3月1日にスペインで生まれました。そして、1925年の1月6日にイタリアのローマで亡くなります。その生涯は、人びとのために仕える、奉仕するということに徹底していたと言われています。
カトリック教会では、特別な徳を持ち、生涯においてキリスト者にふさわしい行いをした人が、「聖人」に認められることがあります。聖人の「聖」は聖書の「聖」です。ラファエラ・マリアはお亡くなりになって、51年後の1976年11月13日に聖人と認められるのですが、その前の段階として、1952年の5月18日に福者と宣言されました。福者の「福」は幸福の「福」です。清泉女学院ではこのラファエラ・マリアが福者と宣言された5月18日を記念して、創立記念日としています。
5月はイエス・キリストの母、聖母マリアの月であると同時に、私たちの学校の創立者ラファエラ・マリアを想う月でもあります。一日一日の歩みを大切にしていきましょう。
(5月20日、放送朝礼より。写真:昨年度感謝祭・聖母奉献式より)