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校長講話

201511.18

校長講話_37「聖書に親しもう」

AK7_8859.JPG 今朝は、聖書についてお話ししたいと思います。皆さんは、日々の生活の中で、どれ位聖書を開きますか。「宗教の時間だけかな。」と言う人もいるでしょう。あるいは、「短い時間だけれど、毎日聖書を読む。」という人もいるかもしれません。「長野清泉に在学していた時は、ほとんど読まなかったけれども、大学を卒業して社会人になってから読むようになった。」と語ってくれた卒業生もいます。

 今、読んでいる、読んでいないは別にして、長野清泉に入学して、皆さんが聖書という書物と出会ったことは素晴らしいことだと思います。

 新約聖書に次の箇所があります。イエス・キリストが悪魔から3つの誘惑を受ける場面です。イエスが荒れ野で四十日四十夜、断食をした時に悪魔が現れます。マタイによる福音書4章2節から4節をお読みします。

 そして四十日間、昼も夜も断食した後、空腹を覚えられた。すると、誘惑する者が来て、イエスに言った。「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ。」イエスはお答えになった。「『人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』と書いてある。」

 「人はパンだけで生きるものではない。」という言葉は時々引用されることがあります。とても印象深い言葉です。私たちは食べるものがなくては生きていけません。しかし、生きていくのに必要なものは食べ物だけではない、「神の言葉」が必要だとイエスは言います。

 カトリック教会では11月の第3日曜日からの1週間を「聖書週間」と定めています。今年は11月15日から22日までです。今年の聖書週間のテーマはマタイによる福音書5章9節の「平和を実現する人々は、幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。」です。皆さんにとって、聖書のなかの素敵な言葉と出会う「聖書週間」となることを願っています。

(11月18日、放送朝礼より、画像と本文は関係がありません。)

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