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校長講話
201604.13
校長講話_49「雑誌『東京人』の清泉教育の特集について」
今朝は皆さんに一冊の雑誌を紹介します。もう、新聞の広告でご覧になったという方や、買って読んでいるという方もいらっしゃるかもしれません。雑誌『東京人』の4月増刊号です。「清泉教育のあゆみ」という特集号で一冊すべて清泉について書かれています。
『東京人』は1986年に創刊された雑誌で、今年でちょうど創刊30年です。東京にまつわる様々なもの、芸能、歴史、建築、交通機関、町の姿などにスポットをあて、それぞれの号で特集を組んでいます。東京にある学校についての特集もなされ、今回は清泉の特集となりました。
今からおよそ80年前の1934年にローマからシスター方が来日し、東京の麻布から清泉の歩みは始まります。順調だった歩みも長く続かず、太平洋戦争のために、学校を閉じざるをえなくなります。シスター方は長野県に疎開します。1945年に戦争が終わると、長野に本校、長野清泉を作り、その後、神奈川県の横須賀で小学校、中学校高等学校、大学をスタートさせます。雑誌では、長野時代、つまり、シスター方が疎開をし、幾多の困難を乗り越え、長野清泉を設立するまでのことが、貴重な写真や当時を知る人たちの証言を交えて、詳しく記されています。是非、皆さんに読んでほしいと思います。
清泉は一度離れた東京に1962年に戻ります。大学が横須賀から、品川の五反田、島津山に移転したのです。その点で、清泉と東京は深い縁があります。今回、『東京人』で特集が組まれたのはそのためであると思います。
130ページのうち、50ページは清泉の歴史について多方面から記されています。長野清泉を初め、各地の姉妹校も紹介されています。図書館に入っていますので、ご覧ください。また、書店でも販売されています。今週末と、来週末の保護者会でも販売される予定です。今朝は、雑誌『東京人』の特集についてお話ししました。
(4月13日、放送朝礼より。写真:図書館前のディスプレイ。)