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校長講話
201405.14
校長講話_5「創立者ラファエラ・マリアを想う」
カトリック教会では、特別な徳を持ち、生涯においてキリスト者にふさわしい行いをした人が、「聖人」に認められることがあります。聖人の「聖」は聖書の「聖」です。最近では先月の27日に、今の教皇フランシスコの二人前の教皇、ヨハネ・パウロ二世と1958年から1963年まで教皇職を務めたヨハネ二十三世が聖人の列に加えられました。
さて、本校の創立者ラファエラ・マリアは1850年の3月1日にスペインで生まれました。そして、1925年の1月6日にローマで亡くなります。亡くなってから27年後の1952年の5月18日に福者と宣言されました。福者の「福」は幸福の「福」です。福者は聖人の前の段階のものです。清泉女学院ではこのラファエラ・マリアが福者と宣言された5月18日を記念して、創立記念日としています。そして、ラファエラ・マリアがお亡くなりになって、51年後の1976年11月13日に聖人と認められたのです。
さらに、亡くなってから85年後の2010年、今から4年前です、1月20日にラファエラ・マリアの像がバチカン、サン・ピエトロ大聖堂に設置されました。この像はとても大きく、高さ5.6m、重さ20tあり、大理石でできています。この像のミニチュアが聖堂のホール入口に置かれていますので、見て下さい。
5月はイエス・キリストの母、聖母マリアの月であると同時に、私たちの学校の創立者ラファエラ・マリアを想う月でもあります。一日一日の歩みを大切にしていきましょう。
(写真: バチカン、サン・ピエトロ大聖堂内、聖ラファエラ・マリア御像)