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校長講話
201609.28
校長講話_59「皆さんの先輩が書いたコラム」
皆さんは、日本がかつてアメリカと戦争をしたということを学んだと思います。1941年、今から75年前に始まった太平洋戦争です。太平洋戦争は1941年の12月8日に始まり、私たちが常に思い起こさなければならない広島、長崎への原爆投下を経て、1945年8月15日の終戦に至ります。
この太平洋戦争中に、アメリカで、多くの日系人が強制収容所に送られたという事実があります。先週の信濃毎日新聞、「国際通信 信州へ」というコラムでは、太平洋戦争中、また戦後、アメリカで日系人の人生がどのようなものであったのか、そして、現在、どのようなものであるのか、幾つか紹介されています。
このコラムをお書きになった峯村涼子さんは、本校の卒業生です。42期生で、今、アメリカのシリコンバレーに暮らし、iPhoneやiPadで知られるアップル本社でエンジニアとして活躍なさっています。
コラムの中では、現在IT企業の一大拠点となっているシリコンバレーについても触れられています。シリコンバレーの多様性という土壌を育ててきたのが、日系二世、三世の人々であると峯村さんはみています。シリコンバレーの玄関口のサンノゼ空港には、「ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港」と、日系人のノーマン・ミネタ氏の名前が付けられているという部分も私は印象深く読みました。
皆さんの先輩の方が書いたこのコラムから多くのことを教えられました。このコラムは不定期で、前回のコラムの掲載は、4ケ月前の5月22日でした。次回はいつになるかわかりませんが、楽しみに待ちたいと思います。
9月22日のコラムは図書館前に掲示して頂きますので、是非、先輩の記事をお読み下さい。
(9月28日、放送朝礼より。 写真: 本日の本校図書館のディスプレイ)。