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校長講話
201701.25
校長講話_68「教皇フランシスコが聖心侍女修道会の修道院(ローマ)を訪問なさいました」
今朝はローマから届いた嬉しいニュースを皆さんにお伝えします。今月の2日、教皇フランシスコが、私たちの学校の設立母体である聖心侍女修道会の修道院を訪問なさいました。
中学生はお手元の生徒手帳の56ページを、高校生は49ページを開いて下さい。その一番上に「創立者の遺体が安置されている修道院」とあります。そのすぐ下の3行がローマにある修道院の住所です。1行目は「聖心侍女修道会」のイタリア語です。最後のGesùはイエスです。2行目にVia XX Settembreとあります。Viaは「通り」を、Xは10を意味します。次のSettembreは「9月」です。つまりローマの「9月20日通り」に修道院はあります。
教皇フランシスコは9月20日通りの修道院を訪れると、まず私たちの学校の創立者、聖ラファエラ・マリアのご遺体の前で長い間お祈りをなさいました。ラファエラ・マリアは今から約90年前の1925年の1月6日にお亡くなりになりましたが、そのご遺体はそのままの姿で修道院に安置されています。
教皇はお祈りをなさった後、ラファエラ・マリアが後半生を過ごした部屋をご覧になり、介護病棟のシスター方に声をおかけになり、最後は修道院の地下室で聖心侍女修道会のシスター方と色々なお話をなさったとのことです。
現在、聖心侍女修道会の総長は日本人のシスター深澤がお務めになっています。シスター深澤が教皇に、「あなたはこの修道院を訪問した初めての教皇様です。」と話すと、教皇は、「私が修道院を訪れた理由は、私がラファエラ・マリアにとても助けられているからです。」と答えられました。教皇フランシスコは、聖ラファエラ・マリアの伝記をお読みになっていて、彼女の生涯は自分にとって、大きな助けとなったと、以前語られたそうです。
1月はラファエラ・マリアがお亡くなりになった月で、命日の1月6日はカトリックの暦で、ラファエラ・マリアの記念日とされています。
この1月をラファエラ・マリアのことを想う月としたいものです。
(1月25日、放送朝礼より。写真:聖ラファエラ・マリア、出典:http://acijapan.com/founder/)