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校長講話
201703.01
校長講話_70「2期生から67期生への贈り物」
先日、本校2期生の田端美恵子さんから、この春高校を卒業する67期生にプレゼントを頂きました。田端さんがお書きになった『八十路の春』という御本を、高校3年生全員に贈って下さったのです。加えて、秋田の修道会「聖体奉仕会」の聖母マリア像の写真のしおりも頂きました。涙を流すマリア像として世界的に有名な木彫りの聖母像です。
田端さんはカトリックの信者で、2004年から執筆活動を開始なさいました。昨年、今までお出しになった『一粒の麦から』、『愛はうたう』、『山峡に響く平和の鐘』をそれぞれ数冊ずつ本校に寄贈して下さいました。
今回の高校3年生全員への本のプレゼントは、昨年頂いた本を読んだ高校3年生が、御礼の手紙を差し上げたのがきっかけでした。田端さんから届いた手紙の一部をお読みます。
「実は今春、清泉女学院高校を卒業される皆様へ私の拙い著、『八十路の春』を旅立ちのお祝いとしてプレゼントしたい思いに駆られる発端となりましたのは、先日高校3年生の生徒さん方より『一粒の麦から』『山峡に響く平和の鐘』への読後感をお寄せいただいたことからでございました。感受性豊かなお若い方のお便りを手にしたそのとき、ああ、私の文中に込めた想いを的確に受け取って下さっている!と、どれ程嬉しかったことでしょう。」
2期生の書いた本を、67期生が読んで、その感想を手紙に書いて送る。そして、お互いの気持ちが通じ合う。素敵なことだと思いました。人生の大先輩の本を、是非一人でも多くの人が読んでくれることを願っています。
(2月22日、放送朝礼より。 写真出典: http://www.paulus.jp/product/13868)