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清泉日記
202302.24
No.511 「JICA中高生エッセイコンテスト表彰式」
2月18日に東京で行われた「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2022」表彰式に、国際協力特別賞を受賞した本校高校3年生のハービーみき杏さんが出席しました。表彰式の他に、全国から集まった受賞者や、国際的な各方面で活躍されている審査員の方々との座談会やワークショップが行われ、刺激的で充実した一日になったようです。今後、ますます視野を広げ新しい舞台で活躍してくれることでしょう。
以下はハービーさんからいただいた感想です。
当日は座談会やワークショップがありました。座談会では、JICA や世界銀行、開発教育など実際に発展途上国支援などで現場で活躍している方々に質問することができました。全国から集まった高校生の質問一つ一つが学びや活動に裏打ちされていること、その鋭さに感心し、私ももっと勉強して広い世界に目を向けてみたいと思いました。審査員の先生方も実際の開発支援の現場を例に質問に答えてくださり、いろいろな仕事があるけれど、一つ一つが社会に貢献しているんだなと考えさせられました。その中でも、全国国際教育研究協議会の中里真一さんの「諦めるな。くそーと思う気持ち、やると言われたことに自分で疑問を持つ事を大切にしてほしい」という言葉を大切にしたいと思いました。また、私が関心を持っている日本の難民対応の問題について、私達は何ができるかということを外務省の方に質問できたことも良かったです。
ワークショップでは、SDGsについて学ぶコーナーで、実際に途上国で文字を読めない事やきれいな水がない事がどんな困難に繋がっているのかをクイズ等を通して体験しました。ただ学ぶのと、自分が思いがけずその立場に少し立ってみるのとでは、その問題に対する向き合い方が変わるなと思いました。
最後は実際に途上国の一家族のメンバーになって困難な生活の解決策を見出そうとするグループワークをやりました。他の中高生が様々な角度から切り込む事に感心しながら、私自身も今まで学んだ事を活かしながら考えられて面白かったです。
たくさんの人の応援や、一緒に学んできた人達のおかげで高校生活で多くを学び、活動することができ、今回表彰式に参加できたことは私にとってとても大切な経験でした。普段注目されないような世界の様々な地域に目を向けて繋がろうとする人々と出会った事で、私自身の世界も広がったように感じました。