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清泉メッセージ
201612.08
No115「受験生に向けて」
12月に入り、今週から3年生の特編授業も始まり、本格的な受験シーズンに入りました。そこで今日は、自分が高校生の時の受験についてお話しをしたいと思います。
あれは7年前の12月、とてもとてもつらい時期であったことを覚えています。毎日毎日長い時間勉強をしてもなかなか成果が出ず、必死に泳いでいるのに、前に進まず、溺れているような感覚でした。特に、苦手な英語がまったく伸びず、先生に何度も質問をしに行ったことを覚えています。その英語の先生は最後の最後まで質問に対応してくださいました。またその先生から励ましの言葉として、「毎日努力しているのなら、昨日の自分より今日の自分が劣るはずがない。今をやり抜きなさい。」とおっしゃっていただいたことを、はっきり覚えています。
受験勉強が初めから終わりまで成績の右肩上がりだったらどれほど楽しいのだろうと思います。しかしそううまくはいきません。なかなか成績・結果が出ない時期が必ずあります。けれど逆にこれは成績が一つ上の段階に突破する予兆なのだと思います。受験というものは皆さんにとって大きな挑戦であります。しかしこれは皆さんの人生にとって極めて重要な体験であり、それを乗り越えていく自信というものは、将来皆さんが大人になったとき、大きな財産になることと信じています。
(12月8日、放送朝礼より。写真と本文は関係がありません。)