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清泉メッセージ
201701.12
No120「干支について」
2017年がスタートして、10日ほど経ちました。 さて、今年は酉年ですが、皆さんは十二支を全部言えますか?
ね うし とら う たつ み
うま ひつじ さる とり いぬ い
です。最初の「ね」はネズミ、最後の「亥」はイノシシです。それでは質問です。
問① なぜ12種類の動物しかいないのでしょう。
問② なぜねずみが1番なのでしょう。
問③ なぜ12種類の中に、メジャーな動物の猫はいないのでしょうか。
答えを知っている人もいると思いますが、少し考えてみましょう。
問①なぜ12種類なのかの答え・・・そもそも十二支の始まりは中国で、紀元前1400年ごろと言われています。干支は月日を表すカレンダーの役目を担っていたのですが、もとは木星の位置を表すためのものでした。木星は、12年でちょうど空を一周します。その木星の毎年の位置を示すために1つずつ漢字が割り当てられていたので、12個しかありません。それを一般庶民に普及させるため、難しい漢字を身近な動物の漢字に置き換えたと言われています。
問②なぜネズミが1番かの答え・・・干支の順番にまつわる民話からも答えが分かります。昔、神様が動物たちに「1月1日の朝に挨拶にきた12番目までを、毎年交代でリーダーとして仕事をしてもらう。」と言いました。動物たちはそれぞれ自分が1番になろうと前日の夜や当日の早朝からスタートし始めます。
牛は自分が歩くのが遅いことを知っているので前日の夜から歩きはじめます。牛が前日の夜に出発するだろうと予想していたネズミは、牛の背にこっそり乗って、一緒に出発します。牛は他の動物より先に神様のところに現れますが、到着寸前飛び出したネズミが1番ということになりました。
問③なぜ、猫はメンバーに入っていないのかの答え・・・ネズミが猫に、神様への挨拶の日にちを1月2日だと、嘘をつきます。猫は、1日遅れで到着したのでメンバーに入れませんでした。それで、今でもネズミと猫は仲が悪いのだそうです。
干支は、日本や中国だけではなくアジアの数か国やロシアに伝わっています。そして、ベトナムの干支には猫がメンバーに入っているそうです。以上で話を終わります。
(1月12日、放送朝礼より。写真と本文は関係がありません。)