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清泉日記

201212.07

No21「クリスマスを待つ時に ~松寿荘訪問と放送朝礼と」

 12月2日の日曜日から、教会の暦では待降節(アドヴェント)に入っています。アドヴェントとは、クリスマスの4週間前から定められており、クリスマスを迎える準備をするのです。

3-thumb-228x195.jpg 長野清泉では、「待降節の実行」と言って、全校をあげて、主の降誕を待ちわびつつ、週毎にテーマを決めて、日々の行いを見直すようにしています。たとえば今週のテーマは「感謝の心を持つ(家族、友人の支えに感謝し、その心を言葉で伝えよう)」です。週の終わりには、各クラスでその実行の成果を紙に記し、それを玄関の掲示板に貼ったサンタクロースの袋に納めていくのです。そしてクリスマスの日を、祈りつつ待つ。それが清泉の12月の日々の歩みです(右写真: 生徒玄関に飾っているクリスマスリース)。

 ところで、待降節の中、先週の土曜日には、社会福祉委員会とギターマンドリン部が、市内の上野にある特別養護老人ホーム松寿荘にクリスマス会に伺いました。総計約30名の訪問。よき交流の時を持ちました。

1 (2).JPG皆さん、どのようにこのアドヴェントの時をお過ごしですか。最後に先日の放送朝礼の文章を紹介します。この時に神様の祝福が豊かにありますようにと祈ります。

<担当:広報部_N>


今朝は、待降節について少しお話します。

 待降節はクリスマスの前約4週間をさし、この間、12月25日のキリストの誕生に備えます。

 英語ではAdventといいますが、Adはそばへ、ventは来るという意味になります。まさに何かが一歩一歩私たちのそばに近づいてくるような感じが伝わってくる言葉です。

 この、1年で最も夜が長く、闇の深い時期にイエスという方がこの地上に人としてお生まれになった、というのは何かとても大きな意味があるような気がします。

 私のように年を取った者でも、この時期になると、何かいいことがありそうで、少しでも優しく、いい人間になってクリスマスを迎えたいという気持ちになります。

 クリスマスには、私たちが、何か大きな善意に支えられて生きていることが感じられる、不思議な雰囲気があるように思われます。

 今皆さんは待降節の実行を行っていますが、周りの社会は厳しく、この日本では1年に3万人以上の人たちが自らの命を絶っています。今若い皆さんに望むことは、皆さんの心の中にある善意を大きく育てること、そしてそれを恥ずかしがらずに実行してみる勇気を持って欲しいということです。一人ひとりの善意が、きっと社会を明るく変えていく力になると信じています。

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