本日、東ティモールからシスター中村がお越し下さりお話をお聞きしました。

シスター中村は、20年前はこの長野清泉で宗教と英語を教えていらっしゃいました。

その後東ティモールへと足を運ばれ、現在も現地の方々と生活を共にされています。

シスターのお話は、綺麗な海と豊かな自然の写真と共に始まりました。

こんな魅力的な場所がたくさんですが、その裏で東ティモールが抱える問題は様々にあるそうです。

医療制度が整わず病気が蔓延してしまったり、外国産の農作物に国産の農作物が負けてしまったり…

ごみ問題や貧困など多くの問題を抱えています。

しかし東ティモールには”スラム”が無いとのことでした。

これは「家族の絆」をとても大切にしているからであり、困ったらお互いに助け合っているためだそうです。

長野清泉では毎年、清泉祭でフェアトレード商品の東ティモール産のコーヒーを販売しています。

フェアトレードは途上国で作られた商品を適正な値段で購入・販売し、その収入により生産者の方々が自身の生活を向上させるための取り組みです。

東ティモールの方々が家族の絆を大切にされているように、長野清泉も東ティモールの方々との絆を今後とも大切にしていきたいと思います。