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清泉日記

201810.25

No.355 バンコクのフランス人学校からの留学生

Lassa Henry さん

バンコクのフランス人学校に通う16歳の高校生です。

お母さんが長野出身の日本人、お父さんがフランス人で、両親の文化両方知りたい!体験したい!という思いから日本への留学を決めたそうです。

期間は8月27日~10月26日までの2カ月。

長野清泉女学院高等学校では多くの留学生を受け入れているという話を聞いて、本校を選んでくれたそうです。

そんなLassa Henry さんにいくつか質問をしてみました!

Q.バンコクのフランス人学校と長野清泉の違うところはどこですか?

A.

1つ目はお昼です。フランス人学校はお弁当ではなく、中学までは学校の食堂、高校では食堂だけでなく校外で昼食をとります。バンコクの屋台は安くてとてもおいしいです。長野にいる間は、お祖母さんの家から通い、毎日手作り弁当をもって登校するのが新鮮で楽しみでした。

2つ目は、制服がないことです。バンコクでは毎日私服で登校していました。清泉は制服だったので忙しい朝でも慌てずにすみました。

3つ目は、フランス人学校はテストが毎週のようにあります。そして、成績や授業、連絡等は生徒専用のウェブサイトで確認します。また、テストの日にちは決まっていないのでいつも抜き打ちです。

Q.清泉に来るにあたって不安だったことは何ですか?

A.

授業についていけるかが一番不安でした。

日本語の授業を理解できなかったら嫌だなと思っていましたが、数学や物理などの数字、数式を多く使う授業は言語や文化が違くても理解することができる!!というのがとても大きな発見でした。

Q.楽しみにしていたことは何ですか?

A.

部活動です。絶対に部活に入る!!と決めていました。

色んな部活を見学しましたが、やはり日本の伝統き的な武道の一つである剣道部を選び入部しました。

道着や竹刀は部員が貸してくれて、みんな温かく迎えてくれて、みんなのおかげですごくたのしかったです。

あとは、友達同士で話す日本語をしれたことです。流行語のような言葉を覚えて話すのが楽しかったです。

※余談: フランスの学校では部活動は週に2日程度で、今年ワールドカップで優勝した選手たちは高校からサッカーの専門学校に入学して技術を磨いているとのことでした。

Q.清泉で過ごした2カ月間での一番の思い出は何ですか?

A.合唱コンクールです。

フランス人学校では合唱コンクールのような行事はありません。クラスで一つのものを作り上げる楽しさと、日本語の歌を歌えるようになった喜びを感じることができました。

Q.在籍していた1年海の星組の皆さんへメッセージをお願いします。

A.

バディーの友達をはじめ、クラスのみんなが本当に温かく受け入れてくれて、クラスの一員として接してくれたのが本当にうれしかったです。また長野に来た時はみんなに会いたいです。ありがとうございました!

また、やさしく受け入れてくれた先生や支えてくれた祖母にもありがとうと伝えたいです。

Lassa Henry さんはきれいな日本語で清泉での思い出を語ってくれました。

学ぶことの楽しさや学ぶという姿勢に文化や言語の違いは関係ないということをLassa Henry さんが教えてくれました。

清泉の生徒たちもかけがえのない時間を共に過ごせたと思います。

明日が最後の日となります。心残りがないよう、そして再会を約束してお別れしましょう。

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