私は怒髪天というロックバンドが好きで、よく聞いています。知らない人が多いと思いますが、ＮＨＫ教育テレビの「団地ともお」の主題歌を歌ったり、ももクロに歌を提供したりしています。その怒髪天の歌で「神様は小学生」という歌があります。私は歌が下手なので歌わずに、そのサビの部分を朗読します。

＜好きなコにはイジワルする
まるで神様はヤンチャな小学生みたい
テレ隠しにソッポ向いて
ツレないふりしても
後ろにラブレター隠してるはず＞

私はこの歌を聴くたびに、十数年前、当時の校長先生であったシスター大平がかけてくださった言葉を思い出します。私が働き始めたころ、大変なことが次々と起こった時がありました。そのとき私は職員室で「自分は神様に嫌われているのかな」と一言つぶやきました。それを聞いたシスターは次のようにおっしゃいました。
「神様は大好きな人には大変なことをたくさんくださるのよ」と。

その言葉を聞いた当初は半信半疑でしたが、その後、その大変なことが良い思い出になったり、かえって良いことにつながったりしたこともあり、今では良い言葉をいただけたなあと思っています。「人間万事塞翁が馬」という言葉もありますが、良いことが悪いことにつながったり、悪いことが良いことにつながったりします。そして、そこには神様の思し召しがあるかも知れません。今、良いことがなく悪いことが続いている人がいたら、必ずその苦労が良いことにつながることを信じ、あきらめたり嫌になったりせず行動してみてください。きっと良いことが起こりますよ。

（5月9日放送朝礼より。写真と本文は関係がありません。）