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清泉メッセージ
201512.22
No68「『三日坊主』だって……」
我々日本人には、節目を感じるときが2度あります。12月末から元旦にかけてと、3月末から4月1日にかけての2回です。
皆さんは、今、節目を感じていますか?折しも、19日には、来春本校の中学校に入学予定の6年生を迎えて、1回目のオリエンテーションをすることになっています。私は、その折りに、次のようなことを話す予定です。
節目に当たって、まずは生活のリズム、習慣をつけてください。時間に関わる習慣、食生活に関わる習慣、就寝と起床に関わる習慣、この三つが柱です。そこに、「学習の習慣」を溶け込ませてください。一人でも進めていくことができる6年生もいますが、多くはお家の方の協力が必要です。
6年生に用意した内容を、高校3年生までいる皆さんにお話することは失礼なのかもしれません。しかし、さきほどお話しした習慣がすべての人に共通する土台であると考えています。ただ、6年生と皆さんの違いは、お家の方に協力を依頼するのではなく、自分一人で、あなたの内部エネルギーで習慣を身につけることであり、その分ハードルは高くなります。
「習慣」ということばには、「三日坊主」ということばが寄り添います。私たちは「三日坊主」の経験は豊かでしょう。そんな経験を土台に「どうせ私は……」、「挑戦してみたところで、きっと……」という段階で立ち止まっていては、今より好ましい将来、未来は予想できません。半分ジョークを交えて、我々を勇気づけてくれるこのようなことばがあります。
「『三日坊主』でもいいではないか、『三日坊主』だって100回続ければ、ほぼ1年間続けたことになるよ。」
変わろうとする意志、自分の明日を切り拓こうとするエネルギー、今日よりも好ましい明日を迎えようとする意欲を持ち続け、「続けて挑戦する自分」を見失わないことが大切でしょう。
(12月16日、放送朝礼より。写真と本文は関係がありません。)