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清泉メッセージ

201601.14

No70「センター試験を前にして」

AK7_8846.JPG1月になり、高校3年生の受験生の皆さんにとってはセンター試験が明後日に近づいてきました。今日は試験前の心構えや過ごし方について、自分の経験から大切だと思うことをお話ししたいと思います。他の検定試験などにも共通することですので、英検や漢検にのぞむ方も参考にしていただければと思います。

第1に、試験直前は、今まで学習したことを見直すこと。試験直前になると焦って何をやればいいかわからず学習に手がつかない方がいるかもしれません。安心してください。みんな同じ気持ちです。今まで学習したあとが残っているノートや問題集を見直してください。新しい知識を得るよりも、今までの既習事項を確実にし、焦る気持ちをおさえていきましょう。焦っているときは、一度、自分の身体を感じてください。自分のつま先や指、腕、目などの体の一部一部を感じてみてください。そして大きく深呼吸です。

第2に、「私はできる」と信じることです。何度も何度も自分に言い聞かせてください。まずは気持ちで勝ちましょう。私はスポーツの専門家ではありませんが、スポーツの世界ですと、弱いとされるチームが強いチームに勝つなんてことがありますよね。私が思うに試験も同じで、最後は執念や根性といったものが結果を大きく左右します。「思う念力、岩をも通す」です。

第3に、家族や身近な人との人間関係をよくしておくことです。これは意外と思われるかもしれません。しかし、おそらく一番な大切なことです。身近な人の支えや応援を感じられると、緊張して心細いときも強くなれます。試験中で必ずプラスに働きます。試験問題を解くことだけに集中できます。逆に、心に何かが引っかかったまま試験会場に行くと、集中力がとぎれた頃や難しい問題を解いているときに、そのことが雑念となって頭に浮かんできたりするときがあります。集中力を保つ環境を整えましょう。どんなときも私たちは誰かとつながっています。

それでは皆さんがベストを尽くせるように心よりお祈りしています。そして、神様もマリア様も皆さんとともにいらっしゃいます。試験を受ける前に静かにお聖堂で祈るのも心が落ち着いていいかと思います。

(1月14日、放送朝礼より。写真と本文は関係がありません。)

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