お知らせ
News 清泉メッセージ
清泉メッセージ
201603.31
No72「全力で取り組む姿勢が」
昨日の合唱コンクールは楽しかったですか。
みなさんが全力で練習する姿、緊張した顔つき、すばらしい歌声にとても感動しました。そして私が高校生だった時の合唱コンクールで、楽譜が全く読めないにもかかわらず指揮者に立候補してしまった時のことを思い出しました。
ということで今日は私が高校生だった時の体験を少し交えながら話をします。私の高校時代は1年のうち350日くらいが部活動でした。掲げた目標を達成するために毎日必死に、泥臭く練習をしていました。
その部活の仲間とは練習だけでなく、結婚が決まったある先生のお祝いにEXILEのウォンビーロングを全力で踊ったり、文化祭の後夜祭で筋トレ炭酸早のみ競争を顧問の先生と一緒に行ったりと、たくさんの思い出があります。
そして迎えた高校最後の大会で、掲げた目標を達成することができませんでした。練習してきたことが無駄だったのではないかと思ってしまうほど落ち込んでしまいました。
そんな時、聖母奉献式があり、ある先生が「神様、生徒たちにたくさんの試練を与えてくださりありがとうございます」とおっしゃっていました。試合に負けてしまったこと、目標が達成できなかったこと、それは自分が成長し、次に進むための試練なんだということをその言葉を通して教えてもらいました。いい順位をとる、目標を達成することだけが人を成長させるのではなく、そこまでの課程での頑張りや、全力で取り組む姿勢が一番心と身体を成長させると私は思います。
皆さんも、今、目の前のことに全力で取り組み、人それぞれの成長へとつなげていってください。
(2015年9月10日、放送朝礼より。)