お知らせ
News 清泉メッセージ
清泉メッセージ
201603.31
No76「しくじってしまった時に」
みなさんは「しくじり先生、俺みたいになるな!」という番組を見たことがありますか?
この番組は「普通では考えられないくらい大きな失敗をしてしまった”しくじり先生”が”自分のような人間を増やすまい!”という熱意をもって生徒にしくじった経験を教えてくれる」という番組です。
生きていく間、私たちはたくさんの失敗をします。自分のミスや失敗を認めることはとても勇気がいることです。恥ずかしい思いをして、周りから「ダメな人」と思われるのはとても嫌な、辛いことです。なんとかして隠そうとしたり、ごまかそうとした経験はおそらく皆さんにもあると思います。ですが、それはたいていろくなことになりません。どんどん自分が苦しくなります。例え小さな失敗であっても、隠して気づかないふりをすると、不思議なことに必ず大きな問題となって目の前に立ちはだかる壁になります。
私はかつて、職場の先輩に、仕事でミスをしたり困ったことがあったら、まず大きな声をあげるんだよ、と教えてもらったことがあります。そうすることで、自分だけの問題ではなくなり、周りが気付いてくれてなんとかなるというのです。その通りにすると、かならずうまくいきました。
ひとりでは、できないことがたくさんあります。皆さんも、困ったときはおともだちや先生、おうちの方にうちあけましょう。
(2015年11月12日、放送朝礼より。)