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清泉メッセージ
201307.17
No8「『感情に振り回される』とは」(連載メッセージその1)
今日お話しすることは、私たちは、自分の感情に振り回されることが多いということを意識してほしいことです。その感情を正しく認識し、受け入れることができるようになれば、いつも落ち着いていられるようになると思います。
ある方が友人と一緒にコンビニに行ったと想像してください。友人は大変礼儀正しく店員にに挨拶したが、そのお返しにもらったのは、荒々しく失礼な応対だった。皆さんはどう思いますか。こんな風に失礼な態度を見せられたら、感情を害しませんか。「何だあの態度は」と思いませんか。
さて続きです。乱暴に突き出された商品をを受け取りながら、友人はにこやかに微笑み、楽しい週末を送ってください」と店員に言った。一緒にいたある方は、友人に対して、「君は、あんな乱暴な態度にかちんと来ないのかい」「頭に来ないわけではないよ。」 「なのに君は、どうしてあんなにていねいに好意を示すのかい。店員があんなに失礼な態度なのに、どうして君はやつに親切にするんだい」
どうしてでしょうか。少し考えてみてください。答えは、次のとおりです。
「それはね、僕がどう行動するかを、あの店員に決めてもらおうとは思わないからだよ」
つまり、相手の応対や言葉遣いの悪さや怒りに接したとき、それに巻き込まれてしまって自分の感情を高ぶらせたり、感情に振り回された行動をとるのではなく、冷静に自分の感情を受け止め、感情の言いなりにならずに行動できることを意味しているのです。私たちもこのような人になりたいですね。
(本文と写真とは関係がありません。)