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清泉メッセージ
201604.14
No89「『朝読書』にちなんで」
新年度になり、みなさん新たな気持ちで学校生活を送っていることと思います。昨日で全学年で授業が始まり、それに伴って朝読書もスタートしました。この時間を活用してできるだけ多くの本に触れてみて下さい。
先日、日曜日の4時からFM長野で放送されている、ももいろクローバーZの「ハッピークローバー」の中で、「人生を豊かにする”本”引き寄せ学」というコーナーがあり、そこでブックディレクターの幅允孝先生がゲストとしてお話ししていました。そのお話の中で本について次のようにおっしゃっていました。
「いつ芽が出るかわからない、種蒔きみたいなものだと思っていて、”役に立つかわからないけど、とりあえず楽しいから読んでみよう”という気持ちで、じわじわと自分に染み込んでくるみたいな立ち位置で、本を手に取ってもらえたらいいなと思います。」
また本を読むことが長続きしない人には、4冊を同時に読む併読を薦めていました。とにかく本を用意しておいて、読みたくなった本から読む。そのことで自然と読書習慣がつくのではないでしょうか。
また、長い本を読むのがつらい人には詩集を薦めていました。長編が苦手な人は、茨木のり子や、宮澤賢治、高村光太郎などの詩集から読み始めるといいでしょう。また星新一や阿刀田高などのショートショートなどから読むのもいいと思います。
最後に幅先生は、お薦め本として、うつくしいくらしかた研究所から出版されている『くらしのこよみ』、新潮社から出版されている『鮨12ヶ月』、幅先生自身が出版されている『ドラえもん名言集「のび太くん、もう少しだけがんばって」』を紹介していました。みなさんもよかったら読んでみてください。
私自身が好きな作家は『金閣寺』や『潮騒』、『豊饒の海』などを書いた三島由紀夫です。この春休み中には全集を買いました。好きな作家を見つけて、その作家の本を何冊も読んでみるのもいいものです。
(4月14日、放送朝礼より。写真:本日の朝読書の模様より。)