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清泉メッセージ

201604.20

No90「同じ一つの命を分け合っている!」

DSC01214.JPG学校の前の道路沿いの桜はだいぶ散ってしまいましたが、修道院の桜は今が見頃です。新入生は学校に、クラス替えのあった学年はクラスに慣れましたか。

毎週土曜日の朝礼は宗教部の教員がお話をさせていただくということになっております。私は本校で美術を担当しているのにどうして宗教部かと申しますと、小学校のころ絵を一緒に描いて遊んでいる友人がおりました。その友人の誘いで近所にある教会の日曜学校に通うようになり、そのなりゆきで、何もわからないまま洗礼を受けてカトリック信者になったからかもしれません。ただもちろん、宗教部には信者ではない先生もいらっしゃいます。

そんなわけですから、信者といっても中くらいの、というかこの年になっても数々の煩悩に煩わされている人間なのですが、そんな私にもはっきりとわかっていることがあります。それは神様のことを思うことや神様を愛することはとても大切なことだということです。
 
神様というと、なにやら雲の上にいてひげを生やして杖をついたおじいさんを想像するかもしれません。神様から様をとって神というとなんだか威圧的でこわいイメージがあります。ちなみに私の神様に対するイメージはこうです。つまり神様とは命そのもののことではないかと思っています。

私たちはみんな生きているわけですけれども、別々の命を生きているわけではなくて、同じ一つの命を分け合っているのだということです。つまり今この放送を聞いているあなたも、あなたの隣にいるAさんも、その隣にいるBさんも一つの神様の部分といいますか、神様の片割れといいますか、要するに神様の体の一部だということです。植物や人間以外の動物も同じ命、神様の一部を分かち合っているのです。

ですから、このようなことも言えます。もし私がだれか他人の悪口を言ったとしましょう。その時、それは神様の片割れである自分が、同じ神様の片割れである他人を悪く言ったのだということになります。これは不条理なことです。

さて、私の話はこれで終わります。本年度も一年間仲良く充実した学校生活を送りましょう。

(4月16日、放送朝礼より。 写真:4月20日の修道院前の桜。校舎を臨む。)

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